全国初の「空き家税」導入

こんばんは。松尾商会の政綱(まさつな)です。

先日、松本剛明総務相が京都市で法定外税となる「空き家税」を創設するのに同意したとニュースがありました。

全国初の「空き家税」導入へ 京都市、売却・賃貸促す(yahooニュース)

2026年以降の京都市で全国自治体初の導入の予定となってますが、実証実験兼ねた試験導入で

数年以内に全国的に追随していくんじゃないかと思います。

2018年に実施された「平成30年住宅・土地統計調査」によると

日本全国の空き家はなんと848万戸。全体の13.6%は空き家という状態。

少子高齢化で人口の減少していくので今後も増え続けていくと思われます。

姫路も例外でなく、多くの空き家が存在し、松尾商会でも多くの空き家の売却のご相談・賃貸活用のご相談を頂いてます。

私事ではありますが、昨年お預かりして賃貸活用をご提案した戸建の空き家・分譲マンションは

この度、無事に全てのご入居が決まりほっとしています笑

現段階では、固定資産税とは別に固定資産税の半分の空き家税課す見込みとなってますので

空き家になると1.5倍の税金がかかる形になります。

また、こちらは2015年から施工されてますが放置して周辺に影響を出す恐れがある

『特定空き家』に指定されてしまうと

通常適用されている「住宅用地の特例」から外れてしまうため

固定資産税は6倍になります。

では、解体して更地にすれば良いのではと思うのですが

更地も「住宅用地の特例」から外れるため、固定資産税は6倍になるんですよね…

空き家は放置していても良いことはないので早期に売却・もしくは活用の検討をおすすめします。

直近でも姫路で空き家になってから10年以上経過した物件を査定したのですが

空き家になると住んでいる時よりも傷みやすく

賃貸として活用するとなるとリフォームが大規模になるため

設定賃料を回収するのに2年以上は軽くかかる状態でした。

また、売却の際も劣化がひどいと売却価格が大きく下がります。

相続して3年以内であれば「空き家の譲渡所得の3000万円控除」が適用されます。

売却益が3000万円以上の価格になることはそれほど多くないので

多くの場合は、税金がかからず売却できます。

遠方などであれば面倒ですが、早期に動いて空き家を長期化させないことは

資産の維持や形成のために非常に重要です。

空き家は増えていきますが、活用できる空き家は、今後も希少です。

高齢者の方でも入居できる賃貸住宅は不足していますし

人口は減りますが、留学生や移民などの外国から来られる方は増えていくでしょう。

さらに今後は、核家族から結婚をしない選択を選ぶ層も増えると思われます。

そうなった際に訪れると考えているのは、一人一家の時代です。

生活だけでなく、趣味のため、仕事のため

家庭を持った人でも一人の時間を持つのための

自分用の家を買う時代になるんじゃないかと思う今日この頃。

空き家でお困りの方、転勤や住み替え、老人ホームへの入居で空き家になる予定の方

機会を逃す前にぜひ一度松尾商会までご相談下さい。

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